お金があることで余裕が生まれる

「お金がない」という言葉があまり好きではありません。私が育った家はとても裕福とは言えるものではありませんでした。両親は何かといえば「お金がない」という言葉を発していました。うちにはお金がないんだから、お金がないから何もできない、お金さえあれば…

そうはいいつつも、食べるものも困るような生活ではありませんでした。周りの子が持っているようなゲームや洋服などを買ってくれるということはさすがにありませんでしたし、ずっとアパートぐらしでしたが食べるもの着るものに困るというところまでではありません。それでもお金がないといっていました。

確かにうちには借金がありました。父は自営業でしたが商売がうまくいかない時に借りたお金が増えてしまい、返済をするために働いている状態で、またお金がキツイとなるとお金を借りるということを繰り返していたため借金がないということがなかったような気がします。

 

高校になってバイトをはじめて、ようやく私は自分で好きなものを買うということを覚えました。大学へ行くお金もなかったし、国立大学へ行くほどの頭もなかったし、奨学金を借りてまで専門学校に行く気もなかったので高卒で働き始めました。

家に居たくないので早々と一人暮らしはじめました。自分で稼いだお金を自分で管理できるというのは私にとってかなり喜びでした。最初のうちは自分の手元にお金があるというのが驚きと新鮮で、かなり使ってしまっていました。

でも、元々貧乏は家で育った私は羽目を外しすぎることができませんでした。お金に余裕はあるけれど、身に沁みついた節約生活で充分でした。おかげで20代前半だというのに貯金はわかりしあります。

お金という後ろ盾がある私は、気持ちに余裕もできました。心が穏やかなので人に優しくもなれるのです。学生時代は引け目もあって性格良くない人だったと思います。

不思議な力ですね、お金って。貯金があるといっても無駄に使わずに貯めておこうと思います。

eyes0954